西城秀樹さんの脳梗塞に思うこと
更新日:2018.05.25 カテゴリー:ブログ
5月16日に亡くなった西城秀樹さんのお通夜が今日行われたそうです。
わたしが小学校の頃は、西城秀樹をテレビで見ない日はなかったと思います。あの頃、歌番組は人気がありましたし。
わたしも新御三家のなかでは、西城秀樹が一番でした。男らしさと声が魅力的でした。
いま見てもかっこいいですよね。
脳梗塞になられてからは、後遺症がありながらもステージに立たれていた姿を、すごいなあ、がんばっておられるなあと思ってみていました。その姿は、病気でリハビリしている方の励みにもなっていたでしょうし、そして、その姿に勇気をもらいましたと言ってもらえることがまた西城さんの力にもなっていたことでしょう。
「姿勢が変わると人生が変わる」その楽しみを共有したい、KCSセンター八鹿の植木真理子です。
西城秀樹さんが最初に脳梗塞を発症したのは48歳。
倒れる前は、3週間で5キロの無理なダイエットをしていたとのこと。
運動中もそのあとのサウナでも、水分補給をしない方が効果があると勘違いしていたと、のちに語っておられます。
自分の健康を過信していたと。
勘違いというか、体についての知識がないままに間違ったことをしてしまった結果だとすると、防ぐことができたものかもしれない。
正しい知識がなかったり間違った認識をしていたために、体を壊している人、結構いらっしゃると思います。
当店のお客様であれば、何度か通っていただいてるうちに気がつくこともあります。
あれ、おかしいな。そろそろ改善しているはずがまた悪くなっている。
何かおかしい・・・と思って
「こんなことしてないですよね」と尋ねると
「え? いけないんですか?!」
「いいと思ってやってました」
とか・・・
あるんです。
で、それをやめてもらうと良くなっていく。
悪くなった原因のひとつを自分でつくってしまっていたんです。
間違った思い込み、早く誰かが、または自分が気がつくにはどうしたらよいか。
正しい知識のある人に相談したうえで行う、また客観的にみてもらうこともひとつではないでしょうか。
今の時代、ネットでいろいろ調べることもできますが、ネットの情報が正しいとは限りません。巷で流行っていることでも根拠のないものや、嘘の情報もあります。
本当に信頼できる情報であるかを見極める必要があります。
あと、過信はこわいです。
実は、わたしの母も数年前に脳梗塞を発症しました。
近しい人ほど、その人は元気で当たり前、急に病気になるはずがないと思ってしまうのかもしれません。
母も元気で、大した病気をすることもなく農業に家事にいそしんでいましたから、倒れたときには まさか! と思いました。
でも、あとになって思えば、倒れる前の日から少しいつもと違いました。
本人は風邪をひいたみたいと言っていたので、しんどいのかなと思ってしまって気がついてあげられなかった。
後悔先に立たずです。
そして自分も。
自分の身体を過信してしまう。
特に今まで元気だった人ほど気をつけないといけないかも。
身体が悪くなる前には、何かしらサインが出ているもの。
健康を過信していると、そのサインさえも見てみぬふりをしてしまいがち。
わたしも気をつけます。
昨日初診で来られたお客様。「もっと早く来ればよかった~」と、10回以上言われて帰られました。
痛いのを何年も我慢されていたそうです。
こんなに丁寧に全身をみてもらえるなんて、こんなところがあるなんて知らなかった、と。
すみません。宣伝が足りなくて・・・。
悪くなってきてから行くのではなく、普段から自分の身体を知ってくれている場所を持っておくこともいいと思います。
当店にも有難いことに、何年も通ってくださっているお客様が大勢あります。
そういうお客様は、いつもと違うと気がつきます。はやい段階で気がつくので、それが予防になっていると思います。
西城秀樹さん、あまりにはやく逝ってしまわれました。
ご冥福をお祈りいたします。